金曜日が好き

雑多な感想文

思い出を大切にしまう'24

25歳になりました。

と書いているうちはまだ24歳だけれども、きっと書き終わる頃には25歳の私と出会えていることだろう。

24歳は、どんな一年だっただろうか。少し考えてみると、思い出すのは楽しかった思い出たちと、ずっと人生の目標にしていたことに手をつけた達成感と、少し苦味のある仕事のことだった。でも、総じて楽しめていたような気がする。

ライブを見に福岡まで飛んだり(しかも2回!)、20数年ぶりのロッキンに行ったり、週1ペースでライブに行ったり、とにかく音楽をはじめエンターテイメントに触れる機会が多かった。そこで得られるパワーって凄まじくて、受け取りすぎて次の日仕事が手に付かなかったりもした。最近、私はこうやって時々充電しながら生きていかないとしんどい人間なんだろうなあと思い始めている。でも、依存してしまうようではダメなので、程々の距離感で。25歳もできるだけジャンルレスにいろんな音楽に触れられる一年になったら嬉しい。関係各位、ライブのお誘い待ってます。

仕事では、いろんな人に愚痴を言っているけど、とにかく直属の上司がパワハラ気質で苦しい。一番しんどい時期は乗り越えられたけど、それでもスイッチが入ってしまうともう止められなくて。私がターゲットになることは少なくなったとはいえ、その場に居合わせると当時のことを思い出して心にキュッと力が入る。そんな上司と2年弱一緒にいるから、だんだん自分で考えを伝えたり、間違いを指摘したりするのを諦めるようになってきたことに最近気付いた。自分のネガティブな変化を人のせいにするのは良くないけど、でもそんな気がしていて、はやくここから抜け出さなければと思っている。

話変わって、私は普段から目標に向かってあれこれと段取って進むタイプではない。小学生の頃から通信教育は溜め込むし、学校や塾の宿題もやりたくないものはギリギリまでやらなかった。これまでの人生、たくさんのことを先延ばしにしてきた。(余談:「先延ばし」というワードを目にしたり口にしたりするたびにドラマ『ごめんね青春!』のとあるワンシーンを思い出すのは私だけですかね。)

だけど、24歳はそんな先延ばしにしていたあれこれをちゃんと前に進めることができたなという実感がある。そこから生まれる毎日何かに追われているような充実感を久々に感じていて、なんかちょっとだけワクワクしている自分もいる。始めたことの成果が出てくるのはたぶんまだずっと先で、その頃自分がどんな生き方をしているかはわからないけど、「あの頃の私、グッジョブ!」と笑っていてくれたらいいな。

それから、この一年はやっといろんな人と会ってたくさん話すことができた年だった。いいことも悪いことも、たくさん話した。その中で自分の中にある本当の気持ちや違和感の正体に気付く瞬間もたくさんあった。まずは、24歳の私と遊んでくれたすべてのみなさんに、大きな感謝を。最近すごく思うのが、「本当に人間関係に恵まれたな」ということ。たくさんいるかというとそうではないし、中学で一旦人間関係をリセットしたこともあるくらいうまくいかないこともそれなりにあったけど、いますごく良い距離感で仲良くしてくれる人がたくさんいて、その事実に私はかなり救われている。時々、「なんでみんなこんなに私に優しい言葉をかけてくれるんだろう」って思うくらい。ありがたいことだ。大切にしなければ。

24歳は心が沈んだり浮いたりして特に騒がしい一年だったので、心のモヤモヤしたところを吐き出させてくれて、尚且つ受け止めてくれたことが嬉しかった。みんなのおかげでたくさん笑えました。よくみんなが撮ってくれた自分の写真を見返すんだけど、写真の中の24歳の私は本当によく笑って、幸せそうだった。これを読む人がどれだけいるか分からないし、直接言うべきなんだけれど、本当にありがとう。こんな私ですが、よろしければこれからも遊んでやってください。

このブログを書こうと決めたタイミングで、携帯のリマインダーに「23歳」というタイトルのリストを見つけた。いろいろと人生の目標みたいなものが書かれていて、当時の心境とかを思い出したりした。なんかしんどそうだなあって感じる目標ばっかりだったけど、2年くらい経ってどうだろう、どれくらい達成できたかな。できているような気もするし、まだまだな気もする。今後も引き続きの目標ということで。

23歳の自分に倣って、25歳の目標も立ててみた。いろいろ考えてみたけど、直近で叶いそうで楽しみなのは「富乃宝山ソーダ割を飲む」で、頑張りたいのは「飲み会を程よいタイミングで抜ける」です。お酒の話ばっか。ちゃんと真面目なものもあるから、実現できるように頑張らないと。

あとは自分の頭の中でぐるぐるしている言葉やアイデア、感情をできるだけ外に出せるようにしたいというのが結構大きなテーマ。実はひとつ誕生日までにやろうと思ってたことがあるのだけれど、それは早々に頓挫してしまったので、次の一年のうちにやり切りたいなと思っている。

さて、25歳はどんな一年になるだろう。できれば難しいことを考えずにずっと楽しいと思えることをやっていたいけれど、実は漠然とした不安に迫られる瞬間もあって、そろそろ現実と向き合う勇気も必要なのかなと思う自分もいる。でも、いま感情の赴くまま、流れに乗って泳いでみた先にどんな景色があるのか見てみたいから、現実を横目で見ながら自分らしく生きられたらいいな。そして自信を持って自分のことを好きだと言えるようになりたい。そのために、もう少しだけ、悪あがき。