金曜日が好き

雑多な感想文

2023年12月31日

現在時刻、2023年12月31日20時15分。

この時間に紅白を見ない大晦日は、記憶にある限りでは初めてだと思う。小学生の頃、苦手だった揚げパンを「食べたくない」と言わなかった私は、15年ほどの時を経て、ある人から見ればくだらないだろう理由で、紅白を見ないことにした。

数ヶ月前ほどは、とは言いつつも苦しくてやるせない出来事は続いている。自分が何をしてあげられるわけでもないのが悔しくて仕方ないけど、その分彼らの心意気にたくさん救われてしまった。守りたいと思えるものが、これからもどうか続きますように。きっとこれからもそれなりに傷ついてしまうだろうけど、きっと、きっと、大丈夫だって思いたい。

今月、Sexy Zoneのライブに行った。大きな会場でキラキラと輝く彼らの姿は、私たちの希望であり、勇気だった。彼らもまたひとつ区切りを迎える訳だが、あたたかなお別れの場を設けてくれたことに感謝したい。このクオリティのエンターテイメントが続くことを願う。心から。

仕事で言うと、4月の異動で私の職場に来たお兄さんがあまりにも仕事のできない方で、上司のストレッサーになっている状況が続いている。私にもお兄さんの皺寄せが来ていて、なんかもうお兄さんがいない方が仕事が回るのでは?と思ってしまうことが何度かあるのだけれど、その感情は人としてどうなんだろうという僅かな良心との間で葛藤している。何を指摘しても跳ね返ってくる感覚、彼の中には何一つ届かないのではという不信感。上司はそれにも対処しなきゃいけないけど、そもそもがパワハラ気質なので、ふたりのやり取りを聞かなきゃいけない状況もしんどい。個人的にはどちらの味方にもなりきれなくて、みんなが心地よく働く環境を作るってすごく難しいんだなあと思うなどしている。

この前、職場の忘年会の3次会で、同僚から「あなたは本当に頑張った、頑張ってるよ」と言ってもらった。そう思ってもらえていたらいいな、と思ってはいたけど、直接言葉にしてもらえるとは思っていなかったので、素直に嬉しかった。そう、紛うことなく、私は頑張ったのだ。少し前、職場に関する悩みをいつも聞いてもらっている友人から「あなたは負けず嫌いなのかもね」と言われた。負けず嫌いだから、あの上司に負けることなく頑張れたのだ、と。私は自分自身を負けず嫌いだと思ったことはその瞬間までまったくなかったので最初は驚いたが、だんだんと納得していく自分がいた。今となっては、私は上司にとってかなり信頼の置ける右腕だそうで、こちらとしてはありがたくない話だけれども、これも負けないように踏ん張ったことの副産物なのだとしたら、やはり負けず嫌いというのも悪くないかもなという気がする。

初夏、ついに歯列矯正を始めた。大学生の頃からずっとやりたくて、でもいざというときに躊躇ってしまって5年ほどが経ってしまった。これからを考えたときに、もう今しかないと思った。それと、あるアイドルがデビューした後に矯正を始めて、すごく綺麗な歯並びになってから本人の表情に自信を感じられるようになったことも、かなり大きな動機になった。こんな風に、自信を持って笑いたいと思った。今月、やっと下の歯にもワイヤーを取り付けて、いよいよ本格的な治療に取り掛かる。不便だし、不格好だし、なんだかんだ落ち込んでしまうことも多いけど、これを乗り越えた先にある少し自信を蓄えた私に会えるのが楽しみだ。

9月に入った頃、パーマをかけた。大学生になりたての頃に1日も経たず落ちてしまって以来のパーマ。くるくるの髪の毛にしばらく慣れなかったが、それはもう時間の問題。もうしばらくはこのままでいいなと思っている。昨年初夏から伸ばし続けた髪はもう肩につくくらいになって、かなり長くなったけれど、短くするタイミングを失ってしまった。みんなにも褒めてもらえているし、なかなかここまで伸ばそうと思えることもこれから先なさそうなので、あともう少しは、この長さを楽しんでいようかな。

それから最近、ピラティススタジオに入会した。これもまたかれこれ1年ほど興味があって、あらゆる人に「習ってみたいんだよね」と話し続けていたが、思い切りがなく始められていなかった。でも、10月くらいにぎっくり首(とやらは、調べてみると本当にあるらしい。ストレートネックや姿勢の悪さが原因になるそう)になったことで「そろそろ私、本気で自分の体に向き合わないといけないのでは?」と思うようになった。ピラティスはかなりストレッチの要素が多いと感じていて、この鈍りきった体にはちょうどいい。本格的に習うのは来月からだが、まずは1年続けてみたい。

体といえば、数年ぶりにちゃんと体調を崩した。38度以上の高熱が治ったと思ったら、1ヶ月以上止まらない咳に悩まされる始末。治らない咳に不安を覚えて病院に行くと、「喘息に限りなく近いね〜。気管が弱ってる」とのこと。まさかこの歳で(ほぼ)喘息になり、吸引薬を摂取することになるとは。この件では多方面で迷惑をかけ、かなり落ち込んだ。このほかでも病院のお世話になることが人生で最も多い一年だった。とにかく健康であるに越したことはないし、仮に体調を崩したとしても、そのサインをできるだけ見逃さないようにしたい。

来年は25歳になる。目標はいくつか立てているけれど、ここには敢えて書かないことにする。とにかくたくさん笑って、いい一年にしたい。

さて。現在時刻、21時10分。来年はどんな一年になるだろうか。たくさん笑えるだろうか。幸せでいられるだろうか。期待と不安を抱えながら、23時半からのキンプリの年越し生配信に備えて、酒を入れ、そばを食べることにする。